Copen

How to enjoy opencar

Copenとの交際術。この回はオープンカーをうまく楽しむための「オープンカー・ミニ掟ブック」。
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■Let's open the roof!

視界をいっぱいに満たしながら流れる景色。
胸の奥にまで日が射し、風が吹きぬけるような感覚。
ルーフを開ける、ただそれだけのことで見慣れた世界が
まるで別世界のように見えてくる。オープンカーの
楽しさを新たに手に入れられた方、
ようこそオープンカーワールドへ。
ここはそんなオープンカー若葉マークの方に
贈る、お役立ち(?)インフォメーションコーナーです。



■ドライブ篇1・・・こんなシーンはClose the roof!


開けてみれば・・・灼熱
抜けるような空、輝く太陽、光る海。オープンを買ったらルーフを開け放って、
海べりの道を飛ばしてみたい。長い間、私もそんな憧れを抱いていました。
Butttt・・・!念願のオープンカーを買い、夢をかなえて10分後、思い知ります。
夏の日中のオープンは自殺行為であることを。焼け付く頭、脱水する肉体、
朦朧となる意識。本当に数十分で日射病・熱射病になります。危険です。
Copenはクルマの流れが止まった時に電動で手早く閉められますが、
開けてはみたもののギブアップ、という心の動きを後続車に見透かされるのも
口惜しく、ついついヤセ我慢をしてしまったりもしますので要注意です。
たとえ暑さに負けない体力の持ち主だったとしても、”必要以上に気合いが
入ってるサマ”はルックス的に痛々しく、またベンツSLKやBMW 330Ciカブリオレ
などがクローズドで涼やかに走っているのと並んだりすると、妙にバツの悪い
思いに駆られもします。夏のアスファルトの上は、お天気情報での気温より
もっとずっと高め。悪いことはいいません、真夏はクローズがスマートです。
夏、オープンの敵はもうひとつ
それは雷さまでございます。山の上に上がると、一見厚みのない雲でも
電撃を落としたりすることがあるそうです。特に夜は、雲の見分けがつかず
気づいた時にはビッグサンダーマウンテン的危機に瀕することもあるので
要注意です。狭い峠道など、閉めたいと思っても後続車に突つかれ、停める
こともままならなくなりますので、天候に不安を感じたら早めにクローズドに。
春の危険にもご用心
真夏のオープンの過酷さは想像の及ぶところですが、春風に誘われるまま
心の翼を広げ、オープンで出かけたばかりに悲惨な事態に見舞われることも。
それは春のスギ山。いまや患者数およそ1,200万人~2,000万人ともいわれる
花粉症。その元凶であるスギ花粉の源流であるスギ山にオープンで
向かうのは、免疫のある方ならともかく、そうでない方にとっては
裸で炉心に飛び込むが如し。目鼻の痒みとクシャミにまみれ、とても
運転どころではありません。春の行楽、オープンで出かける時は、
渋滞情報、お天気情報、そして花粉情報のチェックをお忘れなく。
天空からの車上荒らし
カフェのパーキング、公園のそば、駅での人待ちなど。ルーフを開けたまま
しばらくクルマを停める時、気にするべきは頭上、電線があるかどうかの
チェックです。これを怠ると、鳥のフン害にしてやられます。
カラスなどはわざわざクルマの上を狙って落としたりするので、余計にタチが
悪いです。特にCopenの黒内装は被害甚大。自分の頭に上に落とされるだけで
済んだなら、その幸運に感謝しましょう。こうした時のために水入りスプレー、
ウェットティッシュ、シートクリーナーはオープン乗りの必需品となっております。
落ち葉の舞い散る停車場に♪
彼女と、あるいは奥様と。哀愁の色に染まる並木道をロマンチックに歩いてみる。
そんなひとときを楽しんだ後、クルマに戻るとオーマイガッ、室内が
一面落ち葉の海となり、ふたりしてモソモソゴソゴソお掃除タイム。木の下も
油断のならないスポットです。落ち葉だけならまだしも、時には見たこともない
毛虫に会ったり、猫が休憩ついでに排尿して行くことだって。先の鳥もそうですが
オープンの場合、クルマを荒らすのは人間だけではないと心得ましょう。
Welcome to トワイライトゾーン
郊外の夜道、信号で停車し、ふと脇を見ると、そこは霊園。光・風、外界の刺激を
ダイレクトに伝えてくれる分、オープンは、そんな時の恐怖もまたダイレクト感に
あふれます。いまにも助手席に見知らぬ御方を迎えそうで、背筋が凍ります。
通る道はあらかじめ地図で確認し、こんな場所を通るなら、通過するまでルーフを
開けるのは我慢しましょう。運悪くそうした局面に遭遇したなら、心を落ち着け、
楽しかった思い出をしばし回想しましょう。オーディオの音量を上げて騒ぐ、という
手もありますが、音楽に奇妙な声が混じったり、壊れて止まったりすると
恐怖は絶頂を極めますので得策とはいえません。もちろん、発進してしばらくは
バックミラーを見るのは厳禁。万一に備え、塩入の小袋を携行するのもアリです。
治安の悪い場所
オープンでいるということは、目立つうえ、防犯上、無防備な状態でいる、という
ことは頭の片隅に置いておいた方がいいでしょう。例えば暴走族が出没しやすい
場所
不良外人がたむろする場所。そんなところをオープンで通りかかるのは
サファリパークを生身で散歩するようなものです。たとえば信号待ち。
彼らの目に止まり、オラオラと束になって近寄って来られた時のことを
想像してみてください。霊園とは違う意味で、心臓が凍ります。見つかっても
決して目を合わせてはいけません。息を殺して過ぎ行く時を待つのみです。
間違ってもその場でスイッチを入れ、アクティブルーフを閉めてはいけません。
彼らの好奇心にいたずらに火を点けるのは厳に慎むべきでございます。
飲み屋街
物騒、という意味で飲み屋さんが軒を連ねる場所もデンジャラスな一帯です。
普段は大人しく暮らしていてもお酒が入って徒党を組めば、大胆な行動に
出られる方がいらっしゃいます。こういう場所に来られる方は、大抵、
日頃の生活にウップンを感じていらっしゃる方が多いので、オープンにして
至福の時間を味わっている人が目のカタキに思えたりするわけです。
コクピットを無遠慮にノゾかれ、ノゾかれついでに嘔吐される事態も決して
ないとは言えませんので、こんな場所にオープンで近づくのはやめましょう。

■ドライブ篇2・・・オープンカーならではのドライブ・ワンポイント!

No,No,Smoke!
オープンで走っていて一番困るのが、バスやトラックのディーゼル煙
運悪くこうしたクルマの直後についた時は、まわりのクルマからも同情を買い、
どのように身を処すか、けっこう好奇の目を注がれたりして、思わず顔面に
血がのぼる思いを味わうことがあります。こうした事態を避けるには、
やはり前方視界の確保が第一。特にCopenはアイポイントが低く、前方視界に
おいては不利なので、ミニバンなど背の高いクルマの後について走るのは
いけません。ひらりとレーンチェンジされたとたん、いきなりバスやトラックの
直後につかざるを得ない状況にハマったりしますので要注意です。
特に彼女を乗せている場合、二度と乗ってもらえなくなることもあります。
ご挨拶は、よりていねいに
たとえばレーンチェンジをする時に進路を譲ってもらった場合、
普通のクルマならハザードランプをチカチカさせてお礼の意志を表わしますが、
オープンでこれをした場合、非常に横着に見えます。相手からはこちらの
しぐさや表情が丸見えですので、ここは実にていねいに、相手の目を見ながら
きちんと会釈
をするぐらいの礼儀さが必要です。とくにコワモテ系の方の場合、
無礼をはたらくと、あとでアオられて怖い目にあいます。注意しましょう。
それは走るジュークボックス
クルマの室内はプライベートスペースと言われますが、オープンの場合は
パブリックスペースに限りなく近づいています。音楽もルーフを閉めて
楽しむ分には人それぞれのご趣味まかせですが、オープンで音楽を聴く場合、
他人から聴かれることを念頭に置いた選曲が必要です。磨き込まれたCopen、
注目度が高い分、音楽の趣味がもたらす失点は、大きな侮蔑となって
はね返ります。好きだけど残念ながら旬を過ぎた曲を聴く時は、信号で止まる
たびに音量を絞るなど、細かい配慮が必要です。私の場合「First Love」が
それにあたる楽曲となっております。
いつも心に太陽を
オープンは外の世界との間に垣根がないため、声をかけられることが
よくあります。歩道から道を尋ねられたり、ということもたびたび。
きっとこれからCopenに乗られる方も、「おっ、変わったクルマだネ」とか
交差点で並んだクルマから言われる機会も出てくるでしょう。
そうした場合には、笑顔で爽やかに応えてあげるのがCopenistとしての
正しい態度。いかにハッピーな乗り物かを表情で伝え、Copenの布教活動が
できるよう、常に笑顔の練習を怠らず精進いたしましょう。
そして、下半身には緊張感を
オープンカーはとにかく「見られる」クルマです。道行く人からはもちろん
並走するクルマからも常に熱いまなざしが注がれます。周囲がセダンばかりの
昔は向けられる視線の角度が水平方向となっていましたが、ミニバン全盛の
昨今はもっぱら見下ろされっぱなしという状況になっています。あなたの
下半身は見られています。たとえ買物など近場のドライブでも、ルーフを
開ける場合はそのあたり、心して乗りましょう。ステテコ厳禁。短パン履くなら
短パンの裾からパンツが決してはみ出さないように。ルーフと同じように
チャックも全開というのは、もってのほかでございます。

多少お下劣な内容、申し訳ございません。オープンカー・ミニ掟ブック、いかがですか。こんなオープンカー
ならではの気の遣いようが、また楽しかったりもするのです。次回はオープンカー用快適グッズの紹介です。